球面のベクトル方程式
関連問題
中心の位置ベクトルが
,半径
r
の球面上の点の位置ベクトル
は、
を満たします。
これが、ベクトルを用いた球面の方程式です。
ベクトルで扱うと、球面の方程式と
円の
(
ベクトル
)
方程式
は全く同じ形をしています。
空間において、
は球面上の点と円の中心との距離を表すので、それが半径
r
で一定となれば、
・・・@ が球面を表すのは明らかでしょう。
,
として、@式で、成分表示を考え
@式両辺を
2
乗して、
より、
@は、
となります。
これは座標空間内で考えたときの球面の方程式です。
@式とは違った形をしていますが、空間内において、
も球面を表します。
左辺を展開して、
について
平方完成
と同様の操作を行うと、
∴
・・・A
,
を点
A
,点
B
の位置ベクトルだとして、
は、
2
点
A
,
B
の中点の位置ベクトルです。
は
2
点
AB
間の距離です。
従って、A式は、
A
,
B
の中点を中心として、
AB
間の距離の
を半径とする球面ということになります。これは、線分
AB
を直径とする球面です。
は、
,つまり、球面上の点
P
について、
であることを言っている式です。
点
H
,
D
,
P
の位置ベクトルを、
,
,
として、
・・・B は、
D
を中心とする半径
r
の球面上の点
H
における接平面を表します。
H
が球面上の点であることから、
より、
よって、
より、
∴
これは、
,つまり、接平面上の点
P
と接点
H
を結ぶ直線と半径
HD
が垂直であることを意味しています。
,
,
としてBを成分表示してみます。
よって、
D
を中心とする半径
r
の球面:
の
H
における接平面の方程式は、
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