センター試験数学
IIB 2011
年問題
[1]
[1]
のとき、関数
の最小値を求めよう。
とおくと
であるから
となる。また
である。
のとり得る値の範囲は
であるから、
t
のとり得る値の範囲は
である。したがって、
y
は
,すなわち
のとき、最小値
をとる。
[2]
自然数
x
で、条件
・・・@
・・・A
を満たすものを求めよう。
まず、
x
を正の実数として、条件@を考える。@は
とおくと
となる。この
2
次方程式を解くと
,
となる。したがって、条件@を満たす最小の自然数
x
は
であり、
以上のすべての自然数
x
は@を満たす。
次に、条件Aについて考えると、Aを満たす最大の自然数
x
は
であり、
以下のすべての自然数
x
はAを満たす。
したがって、求める
x
は
以上
以下の自然数である。
[
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]
[2]
座標平面上で、放物線
を
C
とする。
曲線
C
上の点
P
の
x
座標を
a
とする。点
P
における
C
の接線
の方程式は
である。
のとき直線
が
x
軸と交わる点を
Q
とすると、
Q
の座標は
である。
のとき、曲線
C
と直線
および
x
軸で囲まれた図形の面積を
S
とすると
である。
のとき、曲線
C
と直線
および直線
で囲まれた図形の面積を
T
とすると
である。
のときは
,
のときは
であるとして、
に対して
とおく。
a
がこの範囲を動くとき、
U
は
で最大値
をとり、
で最小値
をとる。
[
解答へ
]
[3]
数直線上で点
P
に実数
a
が対応しているとき、
a
を点
P
の座標といい、座標が
a
である点
P
を
で表す。
数直線上に点
,
をとる。線分
を
3
:
1
に内分する点を
とする。一般に、自然数
n
に対して、線分
を
3
:
1
に内分する点を
とする。点
の座標を
とする。
,
であり、
である。数列
の一般項を求めるために、この数列の階差数列を考えよう。自然数
n
に対して
とする。
,
(
)
である。したがって、
(
)
であり、
(
)
となる。ただし、
,
については、当てはまるものを、次の
〜
のうちから一つずつ選べ。同じものを繰り返し選んでもよい。
次に、自然数
n
に対して
を求めよう。
とおくと
(
)
であり、したがって
となる。ただし、
,
,
,
については、当てはまるものを、次の
〜
のうちから一つずつ選べ。同じものを繰り返し選んでもよい。
[
解答へ
]
[4]
四角錐
OABCD
において、三角形
OBC
と三角形
OAD
は合同で、
,
,
であり、底面の四角形
ABCD
は長方形であり、
とおき、
,
,
とおく。
を
,
,
を用いて表すと
である。辺
OD
を
1
:
2
に内分する点を
L
とすると
となる。
さらに辺
OB
の中点を
M
,
3
点
A
,
L
,
M
の定める平面を
α
とし、平面
α
と辺
OC
との交点を
N
とする。点
N
は平面
α
上にあることから、
は実数
s
,
t
を用いて
と表されるので、
となる。一方、点
N
は辺
OC
上にもある。これらから、
となる。
また、
,
,
である。よって、
を計算すると、
のとき、直線
AM
と直線
MN
は垂直になることがわかる。
[
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